中古マンション購入 住宅ローンの基礎知識 変動金利型1ホームインスペクター(住宅診断士)公認資格試験 合格!

2009年12月16日

中古マンション購入 住宅ローンの基礎知識 変動金利型2

中古マンション購入 住宅ローンの基礎知識 変動金利型2

 

 

***********************************

安心中古マンション購入の極意 記事検索ページ

◇あなたが知りたい安心中古マンション購入の技が満載。

 ◇検索ページはこちら。

http://www.ayumi-ltd.com/blogindex.html

***********************************

 

<中古マンション購入 住宅ローンの基礎知識 変動金利型2


変動金利型の場合、利率の変更は半年毎に行われます。


例えば、もし、7ヶ月目と13ヶ月目に0.75%ずつ金利が上昇したとしましょう。


この場合、元本返済と金利返済はどのように変化するでしょうか?


                           (単位:円)

返済回数  元本返済 金利返済 返済合計   残債務額    利率

  1ヶ月      54,355    37,500    91,855    29,945,645    1.50

  ↓

  2ヶ月      54,423    37,432    91,855    29,891,221    1.50

  3ヶ月      54,491    37,364    91,855    29,836,730    1.50

  4ヶ月      54,559    37,296    91,855    29,782,171    1.50

  5ヶ月      54,628    37,228    91,855    29,727,543    1.50

  6ヶ月      54,696    37,159    91,855    29,672,847    1.50

  7ヶ月      36,219    55,637    91,855    29,636,628    2.25

  8ヶ月      36,287    55,569    91,855    29,600,342    2.25

  9ヶ月      36,355    55,501    91,855    29,563,987    2.25

 10ヶ月      36,423    55,432    91,855    29,527,564    2.25

 11ヶ月      36,491    55,364    91,855    29,491,073    2.25

 12ヶ月      36,560    55,296    91,855    29,454,513    2.25

  ↓

 13ヶ月      18,219    73,636    91,855    29,436,294    3.00

 14ヶ月      18,265    73,591    91,855    29,418,030    3.00

 15ヶ月      18,310    73,545    91,855    29,399,720    3.00


このように、返済額合計(91,855円)は5年間一定なので変化はありませんが、13ヶ月目の元本返済は、18,219円にまで減少し、代わりに支払い金利が73,636円まで上昇します。


金利が1.5%のままならば、13ヶ月目の元本返済は
55,176円、金利返済は36,679円ですから、金利がこのケースのように上昇すると、元本(借金)の返済がほとんど進まなくなることが分かります。


その後、金利が3.0%で変化せず、5年経過時点(61ヶ月目)で金利が5%まで上昇した場合は次のようになります。


                           (単位:円)

返済回数  元本返済 金利返済 返済合計   残債務額    利率

 60ヶ月      20,488    71,368    91,855    28,526,595    3.00

 61ヶ月          0   114,819   114,819    28,526,595    5.00


このように、返済額は、従前の91,855円に対して1.25倍までという制限があるので、返済額は114,819円となります。


一方、金利は5%が適用されるので、本来は118,861円の金利を支払わなければなりません(60カ月目の残債務×5%÷12ヶ月)。


ところが、返済額の制限(従前の返済額に対して1.25倍)がなされていることから、本来支払うべき金利より少ない額になっています。


この差額である、4,042円は未収利息といって、返済合計でも金利が支払えない、元本は全く返済できないという状態が発生しすることになります。


そして、金利が5%のままですと、61ヶ月目からの5年間は、毎回未収利息が発生することになります。


変動金利型住宅ローンというのは、金利の上昇の仕方によって、元本が全く返済できないだけなく、金利の一部も支払えない状況が起こりうる仕組みであるということを理解する必要があるのです。




変動金利型住宅ローンは、目先の金利は安いのですが、まま金利が変動しないというわけではありません。

未曽有の超低金利時代といわれて久しいですが、1985年ころから1995年頃の平均金利は5%〜6%くらいだったのです。


これから20年、30年と長期でお金を借りることを考えると、絶対に金利が上昇しないとは言えないのではないかと思います。


ですから、変動金利型住宅ローンには、こういう特徴があるということをよく理解した上で借りなければならないということなのです。


よく不動産仲介会社が出している広告などを見ると、変動金利型住宅ローンの金利を使って、月々の返済額を掲載しています。


これだけを見ると、賃料よりも返済額が安く見えたりしますが、金利の変動によって毎月の返済額や元本返済額が大きく変化する可能性があるということをよく認識しなければならないわけです。



人気ブログランキング ブログランキングに登録しています。

両方ともクリックして頂けると嬉しいです(応援お願いします!)。

***********************************

【無料相談 はじめました】

■中古マンションご購入を検討されているお客様、無料でご相談を承ります。

■予約制ですので、こちらから申込をお願い致します。

http://www.ayumi-ltd.com/freeconsulting.html

***********************************

 

***********************************

安心と納得の中古マンション購入をあなたに・・・

 

運営: 株式会社あゆみリアルティーサービス

http://www.ayumi-ltd.com/

東京都中央区日本橋兜町5−1 AIG兜町ビル3階

103-0026  TEL03-6861-7535

■本内容については万全を期しておりますが、その内容の全てを保証するもの

ではありません。万が一これらの内容を各人の判断で使用したことにより損害

を被った場合、弊社は一切責任を負いかねます。

2009CAyumi Realty Service All Rights Reserved.

***********************************

 



ayumiltd at 00:10│Comments(0)TrackBack(0) 住宅ローン 

トラックバックURL

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
中古マンション購入 住宅ローンの基礎知識 変動金利型1ホームインスペクター(住宅診断士)公認資格試験 合格!