中古戸建 道路のチェックポイント3(私道5)「震度7でも大丈夫」というわけではない 震度と建物被害の関係

2011年03月16日

中古住宅流通を担う者として今思うこと

中古住宅流通を担う者として今思うこと


今回の地震で被災された方々やそのご親戚ご友人といった方々が現実にいらっしゃる中で、私は今後何をしていくべきなのか、正直いって明確な答えを出せず悶々とした日々を送っている。


一個人として義援金活動に参加する、必要最低限の生活を実践する、何がしかのボランティアに参加する、もちろん節電だって大切だと思う。


今回、私を含め首都圏に住まう人たちは、震度5強という揺れを体験し、命の危険を感じた。


だからこそ、被災された方々に対して他人事のようには思えず、もっと何かできることがあるはずだと思ってしまうのだ。


自分の親戚ではないとはいえ、私のクライアントのご家族が被災され安否確認ができない日々が続いた話や、避難所暮らしの大変さなどを聞くにつけ、ますますその思いは強くなる。


そんなとき、中谷ノボルさんが発案し、「ハ会」メンバーらが議論を始めた「仮住まいの輪」プロジェクト。


このプロジェクトは、不動産・建築業界の有志が議論を始めたもので、公的セーフティーネットと民間市場をの隙間を埋める機能、自宅の一部屋から一棟建物まで、不動産オーナー個人の善意と被災者をつなぐ機能をイメージしている。


まだ、不動産、建築業界に対してどのような呼びかけを行うのか明確になってはいないが、今後の動向については注目すべきと思う。


私も「ハ会」に少なからず参加させていただいたこともあり、「仮住まい」というハード面のみならず、精神的な支えといった側面からも、何かできることはないかと考えを巡らせている(が、簡単に答えが出ないところがツライ)。

「ハ会」⇒ http://hakai.jp/

「仮住まいの輪」プロジェクト⇒ http://twitter.com/#!/search?q=%23karizumai



今回の震災を通じて、不動産という極めて価値あるものを扱う身として、その価値は「生命の安全」という土台があるからこそ成り立っているものであると、改めて再認識させられた。


通常の中古住宅取引では、権利関係や公法規制などについて調査し、取引そのものの安全を図ることが主眼とされている。


しかし、それ以前に、建物のコンディションや立地についてきちんと調査しアドバイスすることが大切な気がする。


対象となる建物や立地について、安全に生活するために何をしたらよいのか、何に注意すればよいのかというアドバイスだ。


少なくとも、住宅診断(ホームインスペクション)を行い、売買対象となる建物のコンディションを明らかにする、土地条件図や旧土地台帳、ハザードマップなどから物理的立地について調査しアドバイスする、といったことが、


実は取引の安全性以前に、そこで生活する上での安全性を確保するたてめにとても重要なことなのかもしれないし、それなくして、不動産価値なんぞは語れないと思うのだ。


売買に限った話ではなく、そこに住み続ける人や有効活用を行う人に対する不動産コンサルティングにおいても、こういった診断・調査やアドバイスは、クライアントの不動産価値の土台となるはずだ。



残念ながら、不動産仲介業などを規制する宅地建物取引業法にはこのような診断・調査・アドバイスを規定するものがない。


こういったことを、愚直に仕事の中に取り入れていくことこそが、中古住宅流通を担う私たちがやらなければならないことだと思った。


まだ、完全な答えになっていないけれど、ひとつの基軸として突き進めていこうと思っている。



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