2016年08月15日
2020年に金利は3.4%?
2020年に金利は3.4%?
8月11日の日経新聞を読んでいたら、「長期金利、2020年3.4%?」との見出しが。
内閣府の公式文書で「中長期の経済財政に関する試算」の内容についての記事でした。
理論値ではありますが、国債の価格下落(金利上昇)が急速に進むことを想定しており、大胆な金融緩和や機動的な財政支出などを続けた場合の「経済再生ケース」では、2020年に3.4%まで上がると計算しています。
長期金利が上昇するということは、長期国債の価格が下がるということ。
国債保有が減ったとはいえ、まだまだ大量に保有する銀行は大変ですよね。
でも、実は、不動産を持っている人にも影響します。
金利が上がれば、不動産価格は下がります。
なぜなら金利が低いときはローン調達額が高まるため、不動産価格は上がりますが、
逆に、金利が上がればローン調達額は低くなり、不動産価格は下がります。
お金を借りて不動産を取得したり、相続対策のための賃貸マンションなどを建てている方は、さらに大きな影響があるでしょう。
保有する不動産の価格が下がる(担保価値が下がる)だけでなく、固定金利でない場合、利払いが増えるからです。
今後の金利動向、やはり要チェックです。
(筆者がさくら事務所不動産コンサルタントとして連載している日経コラムはこちら)
http://style.nikkei.com/money/DF280120166577
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